徳寿宮(トクスグン)
Life in Korea 等級: 5 会員平均等級: 4.5 (2 ratings)
Toksu Palace ソウル市内の市役所の向い側にある徳寿宮 は現在のソウルと昔のソウルを一目にして見物できる場所です。 15世紀半ばに創建されたソウルでいちばん小さな王宮で景色のいいところが多く、 結婚式の時の野外撮影地としてとても人気のある場所です。 さらに忙しくて生き苦しい都市生活でくたびれたサラリーマンたちが短い昼休みを 利用して仲間と昼食を楽しんだりするところです。

Sel1119.jpg 1593年日本の侵入ですべての王宮が消失された後、 宣祖王は息子である月山大君(1454-1488)のために建てた邸宅に仮の居所を決めました。 光海君が仮の居所を慶運宮と名付け、1877年高宗は政府庁舎に合うように宮を広げました。 朝鮮の最後の王であった純宗王がここに住みながら徳寿宮に名を変えました。 この宮には朝鮮時代の王宮の建築に関する最高の遺品が入っており、 文化財保護管理局で史跡地124号に指定しました。 石造殿には宮中遺物の展示館があります。

Sel1115.jpg Sel1221.jpg

Taehanmun 大漢門
元の名は大安門であり、 はじめは南向きに造られていましたが、以後東向きの門に向きを変えました。 1904年焼失され1906年に再建されて大漢門に改称しました。 大漢門では王宮守備隊の交代式が行われます。

Chunghwajon Hall 中和殿
中和殿は宝物819号に指定されており、閔妃の暗殺事件以後面談を拒否していたロシア使節が帰った後の1897年から高宗皇帝が過ごしたところです。 中和殿は広い2段の石造テラスの上に建てられ表面は石を敷いた御殿で、 各種の政府の行事 の行われる時高位官僚が各自の身分に合わせて立ち並んだ所です。

Sel1206.jpg 御座は二つの後ろ側の中央柱の間に置かれており、 中和殿の中の御座の後ろには韓国でもっとも有名な景観の一つである月日、五つの峰が描かれている日月五岳屏掛かっています。 優雅な木の枝は御座の上 を覆うように伸びています。 中和殿は元来二重の屋根でしたが1901年に焼失されて1906年に単層屋根に再建されました。

Sel1205.jpg 屋根には下り棟があり破風造りの構造で朝鮮時代最高の装飾スタイルです。 二重の軒と数個の腕木で飾りました。 天井の凹んだ所には二頭の竜が刻まれています。 中央階段と中和殿の他の部分には竜とヘテが装飾されています。

中和門
Chunghwamun 中和門は宝物819号に指定されており、 大きさは幅が3間で深さが2間です。 下り棟と切妻構造の屋根と腕木などは中和殿とよく似ている構造です。 中和殿が二階建ての構造でしたから 本来の中和門もやはり 現在のよりは雄蔵なものであっただろうと見なされています。 現在の中和門は 1906年中和殿の再建の時に共に再建されたと推測されます。 中和門の柱は同じ模様の宮の構造物と比べてみるとかなり 高さが高い方です。

浚明堂と即祚堂
浚明堂即祚堂は2間くらいの屋根つきの廊下で両方が繋いでいますが 高宗皇帝と二番目の夫人である厳氏がここに住みました。

Deoksu020.jpg Chunmyongdang and Chukchodang Halls

浚明堂: 浚明堂は前面が6間側面が4間で下り棟と切妻屋根で中和殿の北側浚明堂の 即祚堂の西側に浚明堂位置しています。 王宮の寝間で浚明堂即祚堂と構造や機能面が同じようです。 高宗皇帝がしばらくここ に住み、 外国の外交使節達を迎えたりしました。一時は高宗と純宗の肖像をここに祭ったこともあります。

即祚堂: 即祚堂は朝鮮王朝の第15代光海君(1608~1623、在位)と第16代仁祖(1623~1649、在位)王が即位した場で、 後に高宗(1863~1907)皇帝が徳寿宮に住む時に妃である厳妃(1854~1911)が純宗元年(1907)から1911年7月亡くなるまで過ごした所でもあります。 光武(高宗皇帝の年号である)元年には即祚堂を太極殿と名付け後に中和殿と呼び、 法殿である中和殿が新築されてからさらに 即祚堂と呼び変えられました。 現在の建物は高宗8年目(1904)に火災で焼失されたものを後に再建したものです。 純宗はここで皇帝に即位し隆煕(1907)と年号を改名しました。

Deoksu015.jpg Sel1201.jpg Deoksu021.jpg

王宮守備隊の交代式
Toksu202 交代の守備隊が王宮を守備中である隊員と交替するために門の外に届くことから交代式が始まります。 号令と旗及び演奏が始まります。 交代式は三つの段階に分けられ段階ごとに太鼓で知らせます。
時間:月曜を除いた毎日14:00~15:30 (7月と8月には15:00~16:30)
場所:徳寿宮 大漢門の前


(徳寿宮 2へ。)
360度パノラマ写真 徳寿宮360度パノラマ写真一覧

交通 近辺の宿泊施設や食堂 観光目的地の関連のツアー オススメの見所 地域社会情報

InfoHubLife in Asia